9月8~9日 黒部川水系

9月8~9日 黒部川水系

今年も遂に最終月、恒例の9月第1週の黒部川釣行は台風13号の直撃で周囲からは「行くの~?」「やめときなさい!」とご意見多数。

ところが日本海側の富山県は8日は曇り9日午前中は御覧の通りの晴天・・皆さんのご意見に反してカッパのお世話になることのない釣り日和の釣行でした。

自宅を出てから7時間、眼下に流れる黒部川を見ながら入渓地点を目指していつも通りの林道を登っていきますが、毎年毎年しんどくなっていくような!

「70歳までこれるかな~」・・と山小屋のおばちゃんに言ったら「皆年取って来なくなるんだよね~」「でも80過ぎても来てる人いるよ~」とお叱りのお言葉。

高巻突入でゼイゼイ言いながら崖を登って行きますが「筋トレでもして体力付けないと来年あたりはヤバいな~!」とコンちゃんの後を追いかけます。

局地的な大雨で大変な地域も沢山ある中で、今年の黒部は猛暑に雨降らず・・当然のことながら渇水気味でコンディションは厳しそう。

1時間程高巻と渡渉そして藪漕ぎを繰返し釣行開始地点に到着です・・今年も根曲がり竹目当てのクマが大発生とのこと・・鈴に笛そして爆竹の3点セットは必需品です。

時刻の方はAM11時過ぎ・・爆竹を景気よく鳴らしてコンちゃんと二手に分かれて釣行開始です・・渇水気味のコンディション・・イザ勝負です!

まずは27~8cmのイワナがポイントポイントで反応してくれます・・しかしながら活性の方は今一つの感じです・・良い時なら一つのポイントで2~3匹は来ますから。

1時間程で26~28cmのイワナを4~5匹釣ったところで早々にテンカラにチェンジです・・渇水気味のコンディションでテンカラ勝負です!

まずは早瀬で・・2~3回流したところ途中でラインが止まります・・合わせを入れると魚の反応・・流石テンカラまずは25cmをキャッチ・・テンカラボウズ脱却です。

ところが暫くテンカラで攻めますがその後が続きません・・1時間ほどで再び餌釣りに転向です・・そろそろ尺上を釣らねば・・と進みます。

暫く進んだところで何気ないポイント・・左側奥の巻き返しに仕掛けを入れて馴染んだところで当たりが・・やっとの尺越え33cmをゲットです。

PM2時を廻ったところで最後の高巻に突入です・・世界全体が亜熱帯化しているんでしょうけど黒部も兎に角年ごとに凄くなっていて一つの堰堤を超えるのにも必死です。

ドン突きポイントは今年土砂で埋まってしまってそれに加えて今回の渇水・・水深が浅いだけに流れを行ったり来たりしている大物の姿が丸見えです。

「居るじゃないか・・」と仕掛けを振込み待つこと3秒・・ゴツゴツと来たのは31㎝・・「ここで31㎝じゃ小物だね~~」と流れに戻し次を狙いますが後が続きません。

ならば滝横左端の窪みに狙いを変更です・・このポイントは毎回37~8cmのデカいのが居たりしますが・・錘を追加してバイオを振込粘りますが反応無し。

ならば今年から使い始めた「内緒の餌」に付け替えたところ一発で当たりが・・今回最大の35cmが・・「やっぱりいるんだね~!」とニンマリです。


その後PM4時を廻ったところで下りに入ります・・下りは当然のことながらテンカラ縛り・・小型ながら2匹をゲットし本日終了です。

山小屋にはPM6時到着・・まずは露天風呂に沈んで身体をほぐします・・そして宴会突入です・・焼肉にビール・・500㎖をお互い3本づつ飲んでPM8時にお開きです。

翌日はAM5時起き・・まずは朝風呂に入って目を覚まし朝食のパンを齧りながらAM6時から山小屋前での2時間勝負です。

まずはテンカラでスタートします・・深場の垂水中心で狙いますが当たり無し・・ならばと早瀬に狙いを変えます。

瀬を流したところで狙い的中24cmをゲットです・・2匹目を・・と瀬を中心にテンカラを名gしますがその後が続かません・・我慢出来ず餌に変更です。

このポイントでは岩の下へバイオを流し込みますが無反応・・ならば・・と「内緒の餌」に変えた途端に一発で当たりが・・「やっぱり居るんじゃないか」と合わせを入れます。

岩の下へ下へと潜り込もうとするのを何とか引きずりだした奴は31㎝・・「あんな餌を使うのはズルいよね」と訴えている目に「ごめんチャイ」とお帰りいただきました。

その後2~3匹追加しAM8時を廻ったところで終了です・・山小屋に戻り身支度をして山小屋を後に・・林道をコンちゃんと二人で急ぎます。

林道を歩きながら本流の流れを見て「本流はデカいのが居るだろうね」・・「そうだよね!」の会話で1時間だけチャレンジが決定。

時刻の方はAM9時過ぎ・・時合的には厳しい時間帯で当然のことながら苦戦を強いられますが何とか粘って31㎝のデブイワナをキャッチ・・終了としました。

車止めにはPM12時過ぎに到着・・昼食を食べながら「このまま帰るのも何だよね」「そうだよね」・・で夕方のターゲットを探しながら走ります。

ターゲットに選んだのは8月にアブの猛攻で散々な目に合ったO川・・夏場でも比較的水量のある川でPM3時過ぎに到着です。

時合的には厳しい時間帯ですが「8月のリベンジか!」「返り討ちに合うのか!」と釣行開始・・スタート直後からポツポツですが反応が有ります。

白泡の間の垂水で粘って24㎝・・こいつの様に最近のイワナは寄生虫を持っているのが多くなっているので注意です。

深瀬に仕掛けを流します・・2~3回流して馴染んできたところでククン!と当たりが。

25㎝でした・・その後20㎝前後を2~3匹追加して何とかリベンジを・・PM6時を廻ったところで終了です。
今回の黒部は渇水の影響もあり苦戦を強いられました・・とは言え35cmを筆頭に尺上も5~6匹の釣果、O川でのリベンジも出来たのでまあまあの釣行であったと思います。

後はもう少しテンカラが上手くなれれば言うこと無しですけど難しいですね・・中々簡単には行きません。

次回は22日から今期最終釣行の予定・・最後はホームリバーを中心にその周りのターゲットを狙う予定です・・締めくくりの楽しい釣りが出来ますように!