6月27日 長野大町の渓

6月27日 長野大町の渓
梅雨の合間をぬって一人大町へ向かいます・・27日は一日中曇りですが28日は一日中雨の天気予報・・「27日勝負かな~」とAM2時過ぎ中央道を走ります。

AM5時半現地到着です・・この川は高瀬川の支流の一つで毎年1度は入るのですが入渓するのがあまりにも大変で「今年は行くのやめようかな~」と毎回思います。

写真に写っているロープの長さは30m・・ロープ無しの所が上下10mずつ有りますから50mほどの切り立った崖を滑落したら死ぬな~と思いながら降りて行くわけです。

何とか河原迄降りたところでホット一息ですが、実は登りの方が大変で帰りの時のことを考えると「やっぱり来なきゃよかったな~」と後悔してしまいます。

それにこの溪は4~500mで滝が出現して行き止まりになるのとたどり着く迄結構大変で水量の多い年は途中で撤退することも・・それと地域柄クマ出没の心配も。

それでもなぜこの川に来てしまうかと言うと10年前の2014年に初めて来た時にイワナ自己最高記録の43cmを釣った事と他の川では味わうことの出来ない水の蒼さでしょうか。

と言うことで大物を目指してイザ釣り開始ですが・・前回の黒部では実際にクマに遭遇してしまったのでまずはバクチクを鳴らしそして笛を吹きながらスタートです。

もともと小さい溪で最初の内はチャラ瀬が続いて少し登ると徐々に川幅も狭まり本格的なV字谷になっていきます。

最初の内はポイントもまばらで15cmのイワナと18cmのヤマメが来ましたが中々型の良いのが食ってくれません。

1時間半ほど経過して「ここまで来てまさかボウズか!」と焦りが出始めますが写真対岸の大岩の下でククン!と当たりが。

やっと来たのは26cm・・まあまあの型で一安心・・この辺りから良いポイントが続くので期待大ですが引き続き厳しい状況が続きます。

何とか20㎝クラスを2匹追加しますが良型が顔を出しません・・小さい溪ですから解禁後4~5人でも入れば釣り切られてしまうのでしょうか!

このポイントも反応無しでした・・それにしてもこの透き通ったこの水は素晴らしいの一語に尽きます・・それだけに警戒心も強く中々釣果に結びつかないのかもです。

このポイントは今まで実績のあるポイント・・手前の赤茶の石の下へ仕掛けを送り込んだところで予想通りココン!と当たりが。

「やっぱり居たか!」・・合わせを入れて上がって来たのは26cm・・「よし!これからが本番勝負だ!」と更に進みます。

素晴らしい渓相ポイントが続きますが!

当たりは有りません。

V字谷はますます険しさを増して渡渉を繰返し大岩をよじ登り釣り上がっていきますが反応無しが続きます。

そして遂に行き止まり・・魚止めの滝出現です・・このポイントでも粘りましたが反応無し・・残念ながら折返しの下りに入ります。

下りもポイントポイントに仕掛けを振込みますが反応無し・・そして再び50mの崖をよじ登り何とか無事に生還です。

時刻の方はAM11時過ぎ・・お昼のおにぎりを食べて少し休憩をして次のターゲットへ向かいます。

この川は瀬続きであまり変化のない川・・時間的にもかなり厳しいしどうせ釣れないだろうからテンカラでスタートして1時間やってダメだったら終わりにしようと始めます。

そして予想通り1時間過ぎてもノーヒット・・「良し!終了だ!」と最後に右岩の所にテンカラをポチョン!と落とすとス~ッと黒い影が!・・そして合わせを入れるも空振り!

「なに~!」ともう一度ポチョンとテンカラを落とすとまた岩陰からス~ッと出てきてパクリ!「やった~!」と26cmをゲット・・ギリギリのところでボウズ回避です。

1匹釣れると当然のことながら2匹目を狙いますがそうは甘くありません・・それから1時間無反応・・となると今度は「餌だとどうだろうな~!」な~んて考えてしまいます。

そして「10分だけやってみようかな・・・」と上がり際に餌にチェンジです・・一度テンカラで散々叩いた深瀬のポイントでバイオを流します。

何回か流したところでモゾ!っと微妙な当たりが有りましたが食い込みません・・錘を何度か調整して流れに馴染んだところで明確な当たりが!

尾鰭の大きい29cmでした・・「やっぱりエサ釣りの方が釣れるのかな~」なんて思いながらPM2時を廻ったところで終了としました。

大町から奈川までは下道を通り途中で食料を調達してPM4時過ぎに到着です・・そして翌日はAM4時に起きましたが雨・・釣りは中止で早々に帰路につきました。

 

他にも