6月4~5日 黒部川水系

6月4~5日 黒部川水系

今年も黒部の季節となりました、毎年の事ながら梅雨入り間際で一月程前から天気予報と睨めっこです。

4日の天気予報は全国的に大雨・・それではのんびり行って小降りにでもなれば途中の川で・・の予定でしたが一切小降りにならず!

仕方がない・・と温泉に入って地元スーパーで食料を調達・・明日に全てを掛けようと早々PM14:00にはバンガローへチェックインです。

仮眠を取った後PM17:00から宴会に突入です・・「今日これだけ降ると明日は増水でダメじゃないかな~!」「ダメなら何処の川をやろうか~!」

などと相変わらず降り続く雨を横目に明日の計画を・・結局「いや~ここまで来たんだからダメ元でやるしかないな!」とPM21:00にお開きに。

翌朝は天気予報通り快晴・・ターゲットの支流までは山道を2時間半・・昨晩迄降り続いた雨の影響で川の状況は・・不安が募ります。

当然のことながら水量は多めですが濁り無し・・川通しで何処迄行けるかが問題ですが、取り合えずターゲットの支流へ向かいます。

今年の黒部は残雪多く今までの6月では一番雪が残っているような・・と言うことは「水温もかなり低くて活性も今一だよな~」と山道を!

2時間半ようやくターゲットに到着です・・水量の方は何時もより2割増し・・「何とか行けるかな~と」少し休んで高巻突入です。

誰かが結んでくれているピンクのリボンを目印に進みますが・・行き過ぎたり手前で曲がってしまったり悪戦苦闘で1時間。

ようやく河原に降り立ち戦闘開始です・・しかしながら帰りの時間を考えると釣りの出来る時間は正味3時間・・気合を入れていざ勝負です。

まずは小手調べ・・チョットした流れにバイオを流すと、サーッと黒い影が2~3匹バイオを追いかけます。

この流れでは28cmを筆頭に3匹ゲットです・・多少の増水が良いようで今年も幸先よくスタートです。

次の流れでは・・2~3回流して仕掛けが馴染んだところで流れの流心でコツント当たりが。

黒部にしては小ぶりの25cm。

このポイントでは大物の予感・・かなり粘って・・!

は~!22cm・・「サイズダウンして手はしょうがない・・デカいのを!」と気合を入れなおします。

このポイントも増水でかなりきつい流れです・・錘を追加して対岸のポイントへバイオを振込み馴染んだところで仕掛けが上流に走ります・・が!

合わせを入れても空振りです・・このイワナは餌取名人でした・・バイオを4回取られて5回目で針掛です・・それも御覧の通り皮一枚!

今日は全体的に食いが浅い感じです・・今のところ針を飲まれたのは無し・・かなり合わせを遅らせても皆口周りに針掛です。

そしてやっと来ました・・尺越えが・・33cm・・・写真中央泡の切れ目にバイオを沈めて待つこと15秒・・モゾモゾ・・でした。

このイワナは26cm、瀬の流心中央で食ってきたので結構引きました。

PM12:00を廻ったところで昼食タイム・・ルアーマンのコンちゃんはチョット不調で1ヒットのみ・・最後の堰堤を超える前に腹ごしらえです。

最後の堰堤を高巻して毎回大物が上がる大場所に到着しました・・昨年コンちゃんはこのポイントで記録更新42cmを上げましたが・・。

御覧の通りの増水で仕掛けがすぐに流されて・・「こりゃ~ダメだな~」と根がかり覚悟で錘を追加しドボン!と落とし込みます。

作戦成功で27cm、25cm、27cmの3匹をゲット・・「型は今一だけどあんな激流でも泡の下にいるんだな~!」と続行です。

そしてやっと来ました・・40cm有るかな~と思いきや37cm!

「ん~!まだ居るだろう!」と更に錘を追加し、対岸の渦巻きの中へ何度も振込みポイントへ仕掛けが一瞬入ったところでグググン!と。

こいつも37cm!

結局このポイントで5匹・・「むん~!40cm超えは中々来ないよな~!」などどブツブツ贅沢を言いながら暫く眺めて全てお帰りいただきました。

このポイントでコンちゃんも30cmを1匹ゲット・・時刻の方はPM13:30過ぎ・・帰りのことを考えるとそろそろ下りに入らねば・・と折り返します。

下りは「テンカラで勝負じゃ~・・2~3匹は釣れるだろう」とチェンジですが・・そう簡単には行かず脱渓ポイントまでノーヒット。

「そう上手くは行かないよな~!」と諦め気分での上がり際・・巻き返しへ3回ほど振り込み直したところで「コツン!」と当たりが。

「オッシャ~!」と合わせを・・「バレるなよ~!」と上がって来たのは22cm・・テンカラで締めくくりをして今回の釣行は終了となりました。

竿を畳んで帰り支度をして時間の方はPM15:40過ぎ・・PM18:00迄には車止めに到着をと山道を急ぎます。

今回も37cm2匹を筆頭に15~6匹釣ったでしょうか・・!黒部の山々を眺めながら「この黒部のイワナに感謝しないといけないな~」と思いつつ8時間の帰路に付きました。