8月22~23日 大鹿村の幅広アマゴ

8月22~23日 大鹿村の幅広アマゴ

数年前にネットで長野県大鹿村での渓流釣りのブログを拝見し、一度行ってみたいと思っていた鹿塩川、小渋川、今回遂に行ってきました。DSCF0405

<22日AM>
どうせ行くならと、22日にはまず佐久の鹿曲川へ寄り道を、この川もネットで釣りの記事を拝見し前から行きたかった川の一つ、前日PM9:00に出発し関越道のパーキングで車中仮眠、AM4:00起きで春日温泉を目指します。
DSCF0349む~!こんな川だったのか!!小さい川で両岸は芦が生い茂り流れも細く・・・・・・!こんな遠くまで来て・・・やらない訳にはいかず、戦意喪失気味でAM5:30より釣行開始です。
気分が乗らないと釣れる気もしない、1時間が経過したころ何気なく仕掛けを上げるとグググっと20㎝のイワナが!
を~!やる気出てきた!とイワナを手に取り写真を撮ろうと良く見てみると完全な成魚放流物。
DSCF0342DSCF0344は~ここまで来てこれか~!再び戦意喪失、仕方なく釣進みますがその後サッパリ。AM8:00を過ぎたころから次第に両岸の芦が無くなり渓流らしくなってきたところで・・遂にガツンと一発が!
DSCF0351DSCF0356で、で、でかい!物凄い引きに耐え忍び確保!やっときたか~天然物が!!と、手にした24㎝のイワナは腹の辺りにスレ掛りのまたまた成魚放流物。
諦めムードっでお次の獲物も当然のことながら25㎝の成魚放流イワナ、以上AM9:00も回ったところで撤退です。(二度と行きません)

<22日PM>
遂に大鹿村へやってきました、諏訪インターから一般道へ降りて分杭峠を越えてひたすら1時間走ります、真っ暗で曲がりくねって、しかも道幅が狭い、途中でテンだか何かの動物に出くわすこと2回、いや~怖かった。
DSC_04832度と通りたくない~と思いつつ、PM7:00大鹿村に到着です。そして本日の車中泊の出来る場所を探しますが、1961年6月29日の大水害の事が頭をよぎりどうもいけません。
結局一度大鹿村を後にし片道26kmの駒ケ根の道の駅まで避難、そこで安心して車中泊と言うことになりました。ナハハ!

<23日AM5:00~7:30 小渋川>
翌朝はAM5:00から小渋川の役場前の堰堤下流へ入りました、幸先良く出だし10分ほどで20㎝のイワナが、これは今日は入れ食いか~と昨日の成魚放流物とは違う綺麗な魚体に暫し見とれます。
DSCF0376さて、お次の獲物は・・・と進みますがその後が続きません、水量はまあまあですが川が大き過ぎてどうもしっくりきません。(双六川のような感じ)
DSCF0374多分イワナはいるのでしょうがポイントが絞り切れないといった感じです、AM7:30まで粘りましたが早々に見切りを付けて小渋川終了としました。

<23日AM8:30~11:00 塩川>
大鹿村まで来てこれでは如何、と続けて鹿塩川支流の塩川へ入ります、小渋川より小さくて丁度釣りやすい感じの川、時間の方はAM8:30を回り魚達の活性はどうかな~、といったところ。
DSCF0378DSCF0377心配は無用でした、開始早々瀬の流芯にバイオを流したところで22㎝のイワナがヒット、よしよしと写真を撮って次のポイントに進みます、そして続けざまに22㎝の幅広アマゴをゲット、引きの強いこと強いこと。DSCF0383これが釣りたくて大鹿まできたんだよね~と出だし好調にニンマリしながら幅広の魚体を眺め魚籠に納めます。
DSCF0385DSCF0386そして、お次は底まで見える深みのポイントにバイオを落としたとたんに猛突進してきた20㎝位のアマゴ、取り込みで痛恨のバラシ、そしてお次の18㎝のイワナクンは余裕でリリース。
と、ここまでは順調でしたが時間の関係かAM9:00を回った頃から当たりは遠のき以降無言が続きます。
DSCF0390これではいかん、もう一匹釣らしてくれ!と神頼み、最後にオレンジの斑点が大きい珍しい模様の18㎝のイワナを釣り上げ塩川終了としました。

<23日AM11:30~PM13:00 鹿塩川>
昼を食べて昼寝をする前に夕方入る予定の鹿塩川をちょっと偵察に、岩の上から深場を覗くとなに~!尺物のアマゴがユラユラと!当然我慢できずに釣り突入です。
DSCF0419が、日も昇り時間の方も昼近い、そんな簡単に釣れるはずが有りません、しかしながら始めてしまったからには一匹は釣りたい・・・!と気合を入れ粘ります。
DSCF0416 いかにも大物が居そうな深瀬のポイントにバイオを流すこと3回、仕掛けが馴染んだところでコツリと目印が止まります、合わせを入れたところでしっかり針掛り、ギラリと魚影が見えたところでは20㎝位かな~と思いましたが、どうしてどうして、これが全然上がってこない。
DSCF0415DSCF0403深瀬中を暴れ回ったところで最後は瀬頭の泡の中に入り全然出てこない、0.3号のハリスをいたわりながらやっとの思いで引きずり出しタモ網に収まったアマゴは正に幅広のデブアマゴ。
DSCF0417DSCF0406写真を撮りながら27~8㎝あるな~と思いましたが大きさは25㎝、でもこんなに引いたアマゴは初めてだ、いや~満足・・・・・!と思いきや、もう一匹釣りた~い、と思うのが釣り人の性、PM12:30まで粘り22㎝のアマゴをもう一匹追加し夕方の部に備えます。DSCF0423DSCF0430

<23日PM4:30~PM6:00 鹿塩川>
夕方はPM4:30からスタートです、昼ごろでも2匹釣れたのだからこの時間ならかなり行けるだろう!と、先ほどよりし下流から入渓しますが、小さい堰堤が連続しポイントは堰堤下のプールに限られます。
DSCF0437当たりの無い中進むこと1時間、そうこうしているうちに先ほど25㎝のアマゴを釣ったポイントに到着です、何回か流して見ますが反応無、まっそう簡単に釣れるはずがないよね・・・と餌をバイオからイクラに変えてみます。
DSCF0445DSCF0448仕掛けが同じポイントを通過しようとした時、コツコツ・・・と当たりが!よっしゃ~と合わせて上がってきたのは20㎝のイワナ・・・ふ~んイワナか!と冷たい反応。
PM6:00を回り辺りも薄暗くなり、鹿の鳴き声があちらこちらから聞こえだしそろそろ上がろうか、と最後の一振りでもう1匹20㎝のイワナを追加し終了としました。

それにしても大鹿村と言うだけあって、河原にはいたるところに無数の鹿の足跡が、そして夕方は泣き声も・・・。
DSC_04851961年の大水害による山崩れの後は未だに生なましく残っています、犠牲になった方々は未だに埋まったままだそうで、現場の近くは公園になり観音像が立っていました。ご冥福をお祈りしたいと思います。

 

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